予防
フィラリア症の予防
フィラリア症は蚊を媒介して感染します。蚊が出始める時期(4月頃)から蚊がいなくなった翌月(11〜12月)まで、毎月1回予防薬を投与する必要があります。
予防薬投与の前には、血液によるフィラリア検査が必要です。フィラリア検査に合わせて、健康診断もお勧めしております。当院では錠剤タイプ、チュアブルタイプを扱っています。同時に消化管寄生虫の駆虫もできます。
蚊を見なくなっても、その翌月(11~12月頃)までしっかり予防してあげてください。
ノミ・ダニの予防
公園やお庭、ドッグランなどでノミやダニが寄生することがあります。ノミやダニは人も吸血し、特に近年ではマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が問題となっています。
原則として春~秋まで毎月1回の予防が必要ですが、生活環境やお散歩コースによっては通年での予防をお勧めします。
当院ではスポットタイプと、チュアブルタイプを扱っています。フィラリア症の予防薬と一緒になったオールインワンタイプも扱っています。
ワクチン
混合ワクチン
犬の場合、ジステンパー、パルボウイルス感染症、犬伝染性肝炎、パラインフルエンザ、コロナウイルス感染症、アデノウイルス感染症の6種混合、またはレプトスピラ感染症を加えた8種混合ワクチンを扱っています。また、抗体価を測定する検査も可能です。
猫の場合、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症の3種混合、または猫白血病ウイルス感染症、猫クラミジア感染症を加えた5種混合ワクチンを扱っています。
当院では世界小動物獣医師会(WSAVA)のワクチネーションガイドラインに基づき、その子に合ったワクチンの投与間隔をご相談させて頂きます。
狂犬病ワクチン
狂犬病予防接種は法律で年1回の接種が義務付けられています。